赤妻古墳
概要:


種別:古墳
時代:古墳時代
所在地:山口市赤妻町
形式:円墳とされているが、帆立貝式古墳の可能性もある。
内部主体:
・箱式石棺(長さ1.65m、幅0.55m、深さ0.82m)
内壁に朱が塗られていた。
・箱式石棺状の小石室(長さ1.6m、幅1m)
箱式石棺から3mほど離れた所にあり、副葬品を納めるための副室であると考えられる。
・舟形石棺(長さ2.16m、幅0.5〜0.7m)
蓋石の側面に2面ずつ、棺身足部端に1個の縄掛突起がある。
現状:墳丘は削平にされて大部分が消滅し、規模や形を特定することが不可能である。むかしは小丸山と呼ばれていたらしい。
出土遺物:遺骸、巴上銅器、貝製装飾品、甲冑、鉄鏃、鉄斧、鉄刀、鉄矛、刀子、鏡類(位至三公鏡、変形図様鏡、彷製内行花文鏡、四獣鏡)、櫛、勾玉、臼玉、管玉、ガラス製小玉、切子玉など
備考:帆立貝式古墳…前方後円墳の一種。方形の突出部が短く小さいもの。上から見た平面の形が帆立貝のように見えることからこの名がついた。三吉石塚古墳、乙女山古墳(奈良県)など